竜女王は、すべて知っていた

竜女王は、すべて知っていた

全 36 話

出産の日、竜族の女王アウレリアは、侍女が夫と密通し、自分の金色の卵を灰色の卵とすり替える現場を目撃する。だが彼女は何も言わず、その侍女の子を18年間、竜族の愛され王女として育て続けた。一方、本当の娘は虐げられたまま。やがて聖なる選定の日、侍女は涙ながらに「女王に我が子を奪われた」と告発する。皆が敵に回る中、アウレリアだけが静かに笑った。彼女はこの瞬間を、18年間待っていたのだ――。