君と別れて、七度目の冬

君と別れて、七度目の冬

全 100 話

高校三年の冬、夏沁は父を亡くし、冷たい母との生活に絶望していた。そんな彼女の前に現れたのは、配達員のアルバイトをしながら生きる孟笙だった。彼の優しさと責任感は、夏沁の暗い日々に差し込んだ一筋の光となる。互いに惹かれ合い、同じ街の大学を目指すことを約束する二人。だが、次々と試練が襲いかかる。宮観洋の嫉妬による孟笙への悪質な噂。利益のため夏沁に留学を強いる母。そして、孟笙と妹を執拗に脅す、彼の父親。夏沁は、孟笙たちを父親の魔の手から守るため、家を売った金で孟父を遠ざけ、自らは“金に目がくらんだ女”を演じて空港で孟笙と別れる。すべてを一人で背負い、涙を飲んだ選択だった――。それから七年後…